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カテゴリ:子連れ旅 0歳バンコク( 9 )

子連れバンコク旅行記(13) 最終日 ありがとうバンコク

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今日の夜はいよいよ帰国。 
荷物を友達夫婦の部屋に預け、今夜はみんなでタイ料理を食べに行こうと約束する。

奥さんのほうの仕事が終わる7時過ぎまで時間があるので、何度も通ったショッピングセンター、LOTASへ。
目的は「髪を切ること」。

なにしろ出産前に切ったきり、一度も美容院には行っていなかった。
かなさんがこの旅の始め、パキスタン入りの前にバンコクで髪を切った、という話を聞き、私も!と出発前から楽しみにしていたのだ。

用意周到。
言葉が通じなくても大丈夫なように、ゆうべ友達からもらった気に入った髪形の雑誌の切り抜きを持参していた。

悠大と一緒に美容院に入る。 日本と同じような明るくおしゃれな美容院だ。
店長らしきスキンヘッドのマッチョな男性が流暢な日本語で対応してくれた。

なんだ、日本語できる人がいるんじゃないの!

「かわいいね~。何ヶ月?名前は? この子は僕が見ているよ。安心して。」

大きな体でひょいと悠大を抱っこして、上手にあやしてくれる。本当に子供が好きなようだ。
それにしてもタイ人は子供をあやすのが上手。 そして本当に子供好きな人ばかり。
この国は赤ちゃん連れで旅行するには最適な国なのでは、と本気で思った。

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店は空いていた。
私が切り抜きを見せると、
「この店は髪型はほとんど日本のを研究しているんだよ。彼はとても上手だよ。おい、彼女の髪を切ってやってくれ。」

店長が呼びつけたのは、垂れ目で唇の厚い、穏やかなラクダ顔のお兄さん。
店を出た後にわかったのだが、彼は多くのコンテストで賞をもらっているらしい。写真が何枚も店頭に飾ってあった。

まずはシャンプー。
日本と同じように仰向けに椅子が倒れて、アシスタント的な女性がガシガシと髪を洗ってくれる。
一度洗って流し、もう一度洗う・・・。

日本より多少乱暴ではあるが、さほど変わりはない。
さぁ、終わりかな、と思ったら、なんと3回目のシャンプーをはじめた。
耳までぐりぐりと洗われて、リンスをつけて流してシャンプーが終わった。
なぜ3度も・・・。まあいい。おかげでさっぱりした。

その後、ラクダ顔のお兄さんが私の髪を切り始めた。

写真をじっとみて、ヨシ、とばかりにうなづくと、迷うことなく切り始める。

シャギーがたくさん入ったスタイルなので、レザーを使うかな、と思ったらうれしいことに全部ハサミで丁寧にやってくれた。
レザーでナナメに削いでいくと毛先が痛みやすく、後で枝毛になったりするのでイヤなのだ。

彼は本当にカットが上手で、写真と同じだけでなく、見事に私の顔かたちに合わせて切ってくれた。

出来上がった髪型に大満足!
今までの髪型の中で一番気に入ってしまった。

うれしくなって日本語の話せない彼に、思いっきりうれしい顔をして手をたたいてお礼を言ったら、無口な彼は切り抜きを手にして私に見せ、

「オンナジ。(同じ)」

とてもうれしそうなはにかんだ笑顔を見せて日本語で言った。

「終わった? さっぱりしたねー。この子、寝ちゃったよ。」

スキンヘッドの店長が優しいパパの顔で抱いていた悠大を私に返してくれた。

「どうもありがとう。 この髪型、とても気に入りました。」

ご機嫌で店を出る。 
お代は約700円。 全くうれしくなってしまう安さだ。
また来ます、といいたいところだけどそれもできない。
全く私は幸運だ。

仕事を終えた友達夫婦と合流してバンコク最後の食事に出かけた。

途中、信号を渡ろうと交差点で待っていると、いつまでたっても信号が変わらない。
3分・・・・いや、もっとだ。おしゃべりをしながら5分ぐらいは待ったような気がする。

待ちながら二人が解説してくれた。

「ココの信号って手動なんですよ。 手動というか、係員が交通状態を見ながら信号を変えてるんですよ。ホラ、そこに小屋があるでしょう?あの中に人がいるわけです。 結構こういう信号って多くて。 まあ、待っていればいつかは必ず青になります。大丈夫。」

大丈夫って・・・いつかは青になるって・・・・。
上下3車線づつある大きな道路だ。それが、手動とは。

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少し歩くと店に到着。
しゃれた店ではないが、空席がないほど繁盛している。

「ここね、いつも人でいっぱいだからおいしいんだろうな、って気になってたんだけど入ってみたらホントにおいしかったの!」

彼女はいつもイキイキしているが、これまたとびきりの顔でそう言った。

しばらくしてみんなでテーブルに着き、乾杯。 お任せでいろいろ頼んでもらう。
どんな名前の料理かはわからないが、出てくるものはどれも、今まで食べたどの店の料理よりも確かにおいしかった。
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バンコク最後の晩餐。
日本にいるときと変わらないような他愛のない会話が和む。

学生時代からずっと兄弟のように育ってきた仲間。
「アジアを学ぶ」という特殊な環境で培った特別な仲間意識と同じ価値観は、時を経てそれぞれに磨かれ、
こうしてタイに移住するという夢を果たしたり、
専攻したパキスタンの言語を駆使する仕事についたり。
私は私なりにアジアやアジアからつながる世界へと旅を続けている。

遠く離れて暮らしていても、あの頃の青春と友情は昇華され、確固たるものになっている。
そう信じられる。

宿に戻り、いよいよ空港へ。
タクシーで向かう。

無機質な高速道路を車は快調に走る。
この旅のこと、これからの仕事のこと。なんとはなしに話をしながらバンコクの街をすり抜けていった。

いつかまた、戻ってこれるだろう。 バンコクはアジアのゲートだから。

ありがとう。友よ。
ありがとう、バンコク。
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by nokonokoblog | 2007-09-09 01:44 | 子連れ旅 0歳バンコク

子連れバンコク旅行記(12) 最終日 インド人街

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バンコク最終日。

帰国便は深夜だから丸一日使えるのだ。

荷物をまとめて部屋を出ると、最初は再びカオサンへ。
昨日悠大に、と思って買ったTシャツが小さすぎたので、できれば交換したいと思ったのだ。
全く子供というのは親が思っているよりもずっと大きくなっているようだ。
来月1歳になる悠大には、もう赤ちゃんの服は、入らない。

今日は、暑い。

「今バンコクはものすごく暑いから覚悟して来て!」
と散々脅されてバンコク入りしたが、運良くここ3日ほどはそれほど気温が上がらなかったのだ。

ジリジリと照りつけ立ち昇っていく湿気の中、汗だくになりながら昨日のTシャツ売りのおばさんを探す。
路上に置かれた、箱の下に車輪がついたような・・・・本当に小さなスペースで商売をしていたおばさん。

「ここらへんにいたよね・・・・。」

カオサン通りを1往復半、うろうろと探してみるが、結局見つからない。 
物売りすら旅人のように通り過ぎる。
これがカオサンなのかもしれない。
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他に子供用Tシャツを売っている店を探して、路地に入っていった。
私がTシャツを選んでいる間、店の子供が悠大をずっとあやしてくれていた。

一番小さいのが3歳児用、といわれて買ったトゥクトゥク柄の真っ赤なTシャツ。
帰国後着せてみたら、すでにピッタリだった。
昨日の1歳児用のTシャツといい、タイの子供は日本の子供よりもずっと小柄なのだろう。
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屋台で食事をしてから今度はインド人街にある布市場へ。

狭い迷路のような路地にひしめく小さな店はまるで中東のスーク(市場)のよう。
店にはヒゲのインド人男性がいる。
大きな体を華やかなサリーで包んだ女性達がサリーの布地を選ぶ。

隣り合わせにタイ人がやっているタイの民族衣装の店もある。
インドでもタイでもない、どこの国のものかわからないような民族衣装が売っている店もある。
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インド人女性がすれ違いざまに体を斜めにして私と悠大のベビーカーを通してくれる。
匂いまでインドだ。
インド人女性というのは、太るとなぜこんなに腰まわりに肉がつくのだろう。

一体ここはどこの国?
圧倒的な異文化空間。


かなさんはインド音楽をやっている親友のためにサリーをプレゼントしたいのだという。
私はタイの民族衣装や布が目当て。
好きな布を買って帰り、服を作りたいのだ。

二人、思い思いに好きなものを見てはたまに合流する。

「今、サリーの薄黄緑のと薄紫ので悩んでいて。 友達にどっちがいいか聞こうと思って電話をしたところです。返事待ちなんですけどね。」

こんな千夜一夜に出てきそうな市場で日本の友達に携帯から国際電話か・・・。
なんだか奇妙だ。
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私は見事なタイの花嫁衣裳がたくさんぶら下がっているお店をのぞいてみた。

きれい・・・・!

今回私が会いにきた友達夫婦は、自分達の結婚式のときに二人でタイの結婚式の衣装を着た。
本当によく似合って素敵だった。
私も欲しいな・・・と思いつつ見上げるけれど、タイの花嫁衣裳は肩を出し、ピッチリと腰から下に布を巻く。
スリムでないとどうにも見苦しいのだ。
私には、無理。

悩みに悩んで少し光沢のある華やかな民族布と、バティック柄の布を買った。
華やかな布はパーティーにでも着られるドレスに、バティック柄は主人にシャツを作ってあげたいと思って。

かなさんは薄紫色のサリーを買ったようだ。

これで私達の買いたいものはすべて揃った。
宿に戻るとしよう。
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by nokonokoblog | 2007-08-01 02:08 | 子連れ旅 0歳バンコク

子連れバンコク旅行記(11) 3日目 タイスキのMK

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カオサンから帰ってきた後は、仕事を終えた後輩夫婦と待ち合わせて夕食。
何が食べたいか、と聞かれて、タイスキまだ食べてないなぁ、と言ったら

「じゃ、MK行こっか!」

MKというのは、バンコクの町のアチコチで見かけるタイスキ(タイの鍋料理)のチェーン店。
タイ最大のレストランチェーンらしく、あまりにあちらこちらで見かけるので、なんとなく行ってみたかったのだ。

あっさりしたスープの鍋の中に、野菜やさつま揚げのような練り物、肉など、いろんなものをポンポン放りこんでハフハフ食べる。

美味い!!!

・・・と言いたいところだけれども、「ん?」 って感じ。

美味いとか不味いとか、そういう感想が出てくる味ではなく、なんというか・・・驚くほど淡白な味なのだ。
しっかり甘くて辛い、激しい美味さが魅力のタイ料理の中にあって、このタイスキというのはなんともほわ~んと気の抜けた感がある料理。

タイスキって、しゃぶしゃぶみたいに肉をしゃぶしゃぶして食べるものじゃなかったっけ・・・?

いろんな国で似たような鍋を食べている為、記憶がごちゃ混ぜになっていたのだろう。
私の記憶ではタイスキといえば日本のしゃぶしゃぶ鍋と同じような鍋で出てきたような気がしていたが、よく考えたらそれはベトナムで食べたものだったような気がする。
とにかくこのあっさりした鍋は初体験だった。

それにしても、タイをはじめ東南アジアではビールに氷を入れて飲むんだよな。

「ビール飲むよね?」 
「ビール4つね! 氷も入れてください!」

友達夫婦がタイ語で注文してくれる。

「ん~~~、この氷で薄まってくたっとなったビールがまたタイっぽくていいんだ~。」

私以外の3人はうんうんとうなづいてうれしそうだが、私はやっぱりビールに氷はいらないや、と思う。
たしかに東南アジア情緒は感じられるけれど、やっぱり薄まったビールなんておいしくないよ。 

昔は私も旅先ではビールに氷を入れて飲んでいた。
 
ただ、それは店によってはビールが冷えてなかったからであり、イマドキどこの国でも、屋外の屋台でさえ、必ず冷えひえのビールが出てくるわけだから、氷なんてやっぱり要らない、と。

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それよりもびっくりしたのはMK名物、MKダンス!
毎時ピッタリになると、従業員が客の目の前に並んでダンスを披露するのだ。
決してタイの伝統的なダンスとかじゃないですよ。 今風の・・・というよりも、小学生のおゆうぎ的な半端なノリのダンス。

ポップな音楽に合わせて右に左にステップステップ・・・お手々をたたいてお尻をフリフリ、一回転♪ 

それがまた・・・。
めちゃめちゃかわいい!!!

・・・というか脱力感あふれるかわいさなのよ。

(どうぞ映像をご覧ください。↓)
http://www.youtube.com/watch?v=nsOG6Nuex6o&mode=related&search=

なんかこう、びっくりしつつも、なごむというか・・・。
タイ人って女の子も男の子もかわいいから、並んでかわいく踊られちゃうと、おばさんほほえましくて頬が緩んじゃうよ。(笑)


この店は宿に近いショッピングセンター、LOTASの中だったので、食後は買い物。
家族や友達へのお土産をまだ買っていなかったのだ。

タイのビールやグリーンカレーの素、ドリアンチップスやトムヤムキューブなど、いろいろ見て回る。

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面白かったのはビニール製のポーチに入ったキットカット。
私が手に取ったを見て、バンコク在住の友達が

「あ、コレ、この前僕も買っちゃった。 ソンクラーン(水かけ祭り)のときに携帯電話が濡れないようにこれに入れて首にかけるんです。」

なるほどね・・・!
たしかに首から携帯電話を入れたポーチをかけて水をぶっ掛けられているお兄さんの絵がついている。
なんだか楽しいからひとつ買ってみる。

それと、何だろう。
KAMIKAZEと書いてある不思議な飲み物。
日の丸のついた零戦の絵。 

「フルーツワイン リキュール アルコール5%」 などと書いてあるので、一応酒類であることは間違いない。
買ってはきたが、まだ我が家の冷蔵庫にそのまま入っているので味はわからない。

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これでお土産は完了!
明日の夜の帰国に向けて、その夜は遅くまで荷造りに励んだのだった。
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by nokonokoblog | 2007-07-03 00:35 | 子連れ旅 0歳バンコク

子連れバンコク旅行記(8) 3日目 大都会でクラクラ 

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↑これがソムタム。 青パパイヤの歯ごたえととピーナッツの香ばしさがたまらない。


3日目の朝。 
かなさんは外に食事へ。私は部屋の中で悠大と食事。

・・・と思ったらかなさん、近くの食堂のお気に入りのソムタムをテイクアウトして帰ってきた。

「このソムタムがおいしいんですよ~」

ソムタムというのはタイ北部のイサーン料理の代表で、青いパパイヤを細く長く千切りにしたものにたっぷりの唐辛子乾燥えび、ピーナッツやトマトを入れてナンプラーとレモンで味つけしたものである。

「ソムタムって辛くない?私昔イサーンでソムタム食べて立ち直れないほど辛くてさ。苦しみのたうちまわったことがあるんだけど。それ以来一度も食べたこと無いな。」

「そうですか? 大丈夫ですよ。このナマズのから揚げもおいしい~♪」

彼女の辛さに対する「大丈夫」ははっきりいって当てにならない。 
常人からすると相当辛いものでも全く平気な体になってしまっている。 

ちなみに私、ナマズも好きではない。たまに外国の大河の近くの町で、そう、イサーンでも食べた。ソムタムとペアーになっていることが多いのだ・・・あのぶよぶよとして泥臭い白い身が、どうもなじめないのだ。

おそるおそる、ソムタムを食べてみた。慎重に唐辛子を避けて。

「ん??? おいしい!」

すごくおいしいじゃないの! 

レモンの酸味、ピーナッツの香ばしさ、ナンプラー特有の出汁の効いた香り。
そうか~ソムタムってこんなにおいしいものだったのね!
カンタンだよね、家で作ってみよう。 

「日本だとにんじんで作るといいっていいますよね。」

「うんうん、そう本に載ってたよ!」

ソムタム、開眼。

すでに日本に帰国してから作ってしまった。


「今日はBTS(スカイトレイン)に乗って高級デパートに行ってみましょう。そのあとカオサンに行きたいな。」

「わ~いそうしようそうしよう!」

すべて彼女におまかせ。全く自分で考えようと思ってもいなけりゃ何をしたいとすら考えていない。
意外に思うかもしれないが、私は案外素直に親しくて詳しい人のオススメには従がおうとするタイプなのだ。

BTSの駅までは結構あるのでタクシーを使ってしまった。 徒歩15分の距離をベビーカーはきつい。
おお!これがBTSか!
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ゆりかもめやディズニーワールドのモノレールを思い出す。全く現代風で機能的な駅の作り。
もうここがタイだなんて思えなくなってきた。

BTSの料金は25バーツ。
驚くほど高い。
タイのお金の価値を日本の感覚にスライドさせれば4~500円払っているような料金だ。
何日間か有効のパスや定期券のようなものがあるらしいが、この乗り物を日常的に乗れるのはある程度裕福な層でしかないだろう。

自動改札を通るとき、駅員がベビーカーの私のためにさっとゲートを開いてくれた。
おおお!なんてすばらしい対応!
日本でもこのくらい気が付いてくれればいいのに。
そしてバリアフリー用にちゃんとついているエレベーターで上がっていく。

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ピカピカの車両に乗る。 

若い乗客が多い。
だが誰もが見るからにスマートな・・・こぎれいで堂々として、要は貧乏臭い人など一人もいない。
なるほどそれはそうだろう、とえらく納得しながらスイスイと流れていく窓の外を眺めていた。

最初に降りたのはプロンポンという駅。
ここには高級ブランドが山ほど入ったデパート、「エンポリアム」がある。

駅からデパートまでは直結。
ここは銀座か?新宿か?
あまりの都会っぷりにクラクラしながらデパートの中へ。

ん~~~~~。
とにかく美しい建物だ。
静岡の田舎暮らしの私には建物内を見て回るにも気が引けるようだが、今日はちょっとオシャレをしてきたのだ。
大丈夫、駐在日本人マダムに見える見える・・・・(といいなぁ。)

最初に見たのは化粧品コーナー。
あったあった、私の扱ってる会社のコーナー。
化粧水で10000円クラスの超高級品がメインブランドで、あとは百貨店ブランドのルナソルやRMKが主流。

日本でも東京でないとなかなかお目にかかれない豪華ラインナップにため息。
パンフレットを見ていたらお姉さんに声をかけられた。

「かわいい赤ちゃん・・・・何ヶ月?」
「来月で1歳です」
「私も赤ちゃんがいるの。今3ヶ月よ」

3ヶ月・・・・。 
この国では出産してもお世話は祖母にまかせて1~2ヶ月であっさり職場復帰してしまうのが当たり前だ。
この国だけでなく、台湾でもそうだった。他のアジアの国でもこのパターンは多い。

若い嫁は働き、祖母が子育て。食事は屋台で惣菜を買ってすませる。
それは合理的でごく当たり前のシステムとなっている。

一方日本はというと。
働きたい女性にとって日本は全く世界から立ち遅れている。

化粧品は見るだけ。他の階に。
下着が見たくて衣料品のフロアで足を止めた。
すると私よりもかなさんが熱心に品物を選び始めた。
「外国にくるとブランドものの下着が安く買えるから結構買って帰りますよ。でもタイの下着はスリムでカップも小さいものが多いからいいのがあるかどうか・・・。」

確かにブラジャーなど華奢でかわいらしいサイズのものばかり。
これでは私には用がない。

と、お向かいの洋服屋を見ていたらちょうどバーゲンで半額!
それがまた高級デパートだけあって、センス良くってステキなものばかり。
しかも、1500円ぐらいからと、私にも買えるお値段になっているじゃないの。

・・・スイッチ入った!

悠大は勝手に抱っこしてあやしてくれる店員のお姉さんにまかせてほっぽりだし、
次々と選んでは試着しはじめた。
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なにせ妊娠してから今まで、ずっとオシャレに縁がなかったのだ。
やっとこそウエストサイズが戻り、ミルクタンク仕様だったバストもやっと通常サイズに戻ってきた矢先。
気に入ったデザインの服を着てみるのが楽しくて仕方が無い。

かなさんもステキなブラウスを本気で選び始めている。
こういうときに女同士って楽しいのよね!

結局選んだのは3点。
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カジュアルに着られる濃い紫色のシャツ。
ふんわりと肘までの袖が付いてるところがオイシイ、甘すぎないこげ茶色の大人のチュニック(キャミソール付き)。
木綿のざっくり感がとペーズリーの刺繍がかわいいサマードレス。後ろにリボン結びするところもグッドじゃないのー。

ん~~~~見れば見るほど気に入ったぁ~! 

お会計を済ませ、オシャレで豪華な紙袋を持って大満足して売り場を出て、もうお昼にしようよ、とフードコートへ。

・・・さすが。
キレイでオシャレだけど、高い。(汗)

な~んとなく自分ばっかり買い物をしちゃってラクダ夫に申し訳ないような気がしてここで食事をするのが気が引けた。
それに、あまりに人が多くて値段が高いわりにうるさくて落ち着かないのだ。

このデパートには気が済んで、再びBTSに乗って今度は「サイアム」へ。

サイアムというのはバンコクで一番の都会エリア。
私も十数年前に来たことがあった・・・・が。
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見事なデパートや高層ビルがニョキニョキ建ち並び、地べたのほうには路地を挟んで小さくてオシャレな店がひしめいている。

もう、ホントにどうしていいかわかんないほどの大都会で、田舎者の私はこの駅の外を見ただけでクラクラしてしまった。
デパートの中に入って何か食べようとしたが、すっかり気後れしてしまって私が音を上げ、すぐに出てきてしまった。

この街のビルの谷間。
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狭くて奥がずっと続いている通路沿いに屋台が立ち並んでいた。
片側にずらっと食べ物屋台。右側にずらっと4人用テーブル。

ぐっと庶民的な一角で、なんだかとてもホッとしたので、ここで昼食をとることにした。

「この辺は近くに大学もあるし結構安い店もあるんですよね。」

ベビーカーが入るのがやっとの狭い通路を奥へ奥へと入って行き、やっとあいている席を見つけて陣取った。

「それじゃぁ各自好きなものを買ってくるということで!」

かなさんはうれしそうにあれこれ注文を始めた。
私も近くの屋台に注文。おいしそうなフルーツの生ジュースも頼んでみた。

かなさんはごはんに鶏そぼろや空芯菜の炒め物や豚肉の甘辛揚げなどいろいろ載せてもらって、ソムタムも買ってきた。
私は悠大を待たせていたのが気になってアレコレ選べず、シンプルに大好きな鶏そぼろごはんのみ。
でもこれ、最初にタイに行って食べて以来今でも一番好きなタイ料理なのだ。
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「いただきま~す!」

ん~おいしい! 
私は日本でも外国でも都会は苦手。 こういう庶民的な場所で庶民的なものを食べるのが一番好きなのだ。

「この近くにマンゴーのデザート専門店があるんですよ。のこのこさんマンゴー好きでしょ?行ってみますか?」

「行く行く!!!」

私が一番好きな果物といえば、マンゴーなのだ。
マンゴーだけでいろんなデザートがある店と聞いたら行かないわけにはいかない。

思ったよりも小さい店。 それでも席はなんとか空いている。

メニューのシートを見るなり困ってしまった。

・・・・どれにしよう。

マンゴーのアイスやらプリンやら、ミルクがかかったものやら、どれも生のプルプルの果実とセットになっていて、どうにも目移りして選べない。

かなさんはさっさとマンゴーのアイスの盛り合わせに決めた。

「え~それが一番おいしそうじゃん。」
「じゃぁ同じものにしますか。」
「いやだ。同じものじゃつまんない。違うものにする。」
「でもどうしようこれはどんなのなの?」
「書いてあるじゃないですか。」
「え~と、え~と」
「ずいぶん悩みますね。 早くしないと後ろの人が待っていますよ」
「そんなぁぁぁぁ」

もう、泣きそうだ。

それでは、とマンゴープリンにココナツミルクのようなものがかかったものを注文した。
・・・はずだった。

しばらくして私の前に置かれたのは、
ココナツミルクにタピオカが入って、その中にマンゴーの果肉が入っていて、マンゴーのソースがかかっている、というもの。

「ん? 私こんなのたのんだっけ? マンゴープリン頼んだはずなんだけど」
「何言ってるんですか。どう見てもそれ頼んでましたよ。」
「だって、これ、タピオカじゃん。写真だとマンゴープリンにココナツミルクがかかってるみたいなやつだったよ。」
「いや、タピオカって説明が書いてあったじゃないですか。」
「あせって決めたからそんなの見てないよ~。」
「のこのこさん、昨日もパニーニ頼むつもりでクラブサンド頼んでましたね。なんで間違えるんですか?」
「・・・・・・・・・・。 だって、私バカなんだもん。」

痛いところを突かれて本気で悲しくなってしまった。

そうなのだ。 私は異様にバカなのだ。

とりわけメニューを見るのが苦手。
たかだかファミレスのランチのAセットには何がついて、Bセットには何がついて、そのうちコレとコレは選べて・・・、なんていうのがあったらもう、わけがわからなくなる。

ましてや「Aコースの場合はアンティパスタはこの3品から、パスタはあちらに表示してあります本日のパスタとこちらの印のついたものからどれか一品、メインディッシュはこれとこれを覗いたこの枠の中から選んでください」
などと言われてしまったら完全にお手上げだ。

なぜこんなカンタンなことが理解できないのか、と言われても私にもわからない。
とにかく、苦手なのである。

それにしても私がマンゴープリンだと思ってしまった品は特に好きでもないタピオカであったことがとても悲しかったのだ。

「これ、食べていいですよ。」

半ばあきれてかなさんが言うので私はお母さんに怒られた子供のようにしゅん、となってしまった。

「結構いちいち迷ったり落ち込んだりしますねぇ。意外です。」

彼女の私のイメージは、いつも一人旅をしている中でどんどん自分で決断して危険や困難をするりと回避したり解決したりしている「たくましいのこのこ」なのだろう。

でも、実は私は頼れる人がいてすっかりおまかせモードに入ってしまうととことん甘えて一切自分で判断しなくなるのだ。
結婚してからは特にそう。
私はこの旅では彼女を心から信頼して完全に頼りきり、彼女の決めることを受け入れていた。

あまりの頼りなさと甘えっぷりに彼女もさぞかしイライラしたことだろう。ましてや子連れ。
でも、頼りまくるくせに中途半端に主張する旅の連れほど嫌なものはない。
私はひたすら、どこまでも面倒を見てもらい、全てに従ってついていく連れとしていよう、と決めていたのだ。

さて、そのマンゴーのデザートのお味が美味しくないはずがない。
その贅沢な果肉のなめらかさ、甘さ、香り。
それは専門店の名前に恥じないすばらしいものだった。

ただ、注文したものが私の想像したものと全く違っただけなのだ。

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↑マンゴーアイスと餅米とココナツミルクのデザート。タピオカのほうは私の気持ちを反映してかなピンボケだったので載せず。(涙)
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by nokonokoblog | 2007-04-06 09:37 | 子連れ旅 0歳バンコク

子連れバンコク旅行記(5) ディナー

この日のディナーは、重要だった。

普段シンガポール在住のネット友達、Kayさんと、私の会社員時代の同僚で今は国際部でバンコク勤務の友人と、いっぺんに会う約束をしていたのだ。

約束の6時半。
待ち合わせたのはバンコクでも人気のシーフード料理屋、「ソンブーン(本店)」。

間違えて支店に行ってしまったというKAYさんとお友達の和子さん、そして仕事帰りの私の友達が集まったのは7時半ごろ。

それにしてもここ、高級レストランだわ!!!
完全に、見事に、私たちが屋台で食べてるメシの値段とは一桁違う・・・・。

今日は会社でご出世・ご活躍の彼のおごり!
・・・という約束だったのだが、そんな約束をとりつけていたのは私だけ。(汗)
なんとまぁ、かわいそうにいかにもよく食べそうな女性4人と赤子の分まで面倒をみることになろうとは!

ごめんなさい、かつての同僚よ。 わたしゃかつてアンタのフォローをよくしたよな・・・・許しておくれ。(笑)

慣れた様子でメニューを選ぶ彼。 
現地で250人の部下を持つ一流企業のマネージャーさん、私はあなたの出世が心からうれしいよ。(涙)

と、びっくりしていたのは値段だけじゃなく、その料理の美味さ!

ちょっと写真を撮るのがはばかられたので写真を撮らなかったのがなにより残念だが、
この店の看板メニュー、カニと卵のカレー「プー・パッ・ポン・カリー」の美味しいこと美味しいこと!

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なんと表現したらいいんでしょう。
さわやかなカレーをふんわりととろける卵とどこまでも旨みが染み出る蟹の味がふわっと包み込んで、これぞ、絶妙の作品に仕上がっている。

他にも空芯菜の炒め物や海老のグリルやら、魚のフライやチャーハンや、他にもいろいろ出てくる出てくる。
どれもこれも驚きのおいしさだった。

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なにより楽しかったのはおしゃべり。

このブログのゲストでコメントを読むだけでもそのスーパーレディーぶりがうかえる、Kayさんの
若いときのダーリンとの馴れ初め話や、お友達も負けず劣らずパワフルな人生の話は圧巻!
絶対に、本を出していただきたいわ!真っ先に買います。私。

悠大も途中すこしだけ泣いたものの、長いおしゃべりにおとなしく付き合ってくれて、よかった!

もう、食べられない!というくらいにおなかがパンパンになったころ、

「デザートを頼みましょうか」

と友達が。

え?!まだ食べるの? と思ったのは私だけ?
甘いものは別腹の女性陣は大喜び。

大丈夫かな、食べられるかな、とか言いながらも3種類も出てきた山盛りデザートをみんなで食べる。

私が気に入ったのはマンゴーのデザート。

むむむ! おいしい! なんてシンプルで贅沢なデザートなのっ?!

甘く炊いたもち米と、とろけるマンゴーとココナツミルクをいっぺんに食べる、というタイならではのデザートで、実はメニューになかったのに特別に頼んでくれたのだ。

私はこんなシャレたデザートは初めてだったのだけれど、他の女性陣はみんな知っていて、大喜び。

ホントにホントにどうもありがとう!
おいしかった~~~~!!!!


夜も更けてタクシーで部屋に帰り、床につく。

悠大もまだ少し私に甘えるけれど、昨日よりはずっとカンタンに寝てくれた。


・・・しかし。


夜中に起きてしまった。

胃が・・・・胃が重いよぅ~~~~(涙)

明らかに食べすぎ。
消化薬を飲んでみたら、一気に消化が始まったようだが、今度は激しくおなかが痛くなって気持ち悪くなってきた。

トイレに行ってジャジャっと出してみると、お尻の穴がヒリヒリ。

・・・あ~ん辛いもの食べるとお尻がヒリヒリするのね~~~~。(嘆)

何度かトイレにもいったけれど、今度は上からもこみあげてきて・・・。

・・・あ~んやっぱり出てくるものもヒリヒリ辛いのね~~~~。(嘆)


そんなしょーもないことに感心してる場合じゃないのだ。
とりあえず悠大も友達も爆睡していることをいいことに、私はおなかの中がすっからかんになるまでは苦しんでいたのでした。

タイ料理に当たったわけでも、辛いのが悪いわけでもなんでもないのです。
私は食べ過ぎるとよくこうなります。

ええ、欲かいて食べ過ぎた私が悪いんです!!!(みなさん呆れないでください。)


やがてお腹はおちつき、ふたたび眠りにつき二日目の朝を迎えたのでした。
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by nokonokoblog | 2007-03-27 23:20 | 子連れ旅 0歳バンコク

子連れバンコク旅行記(4) 1日目、市場

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午後、部屋で少し休んでから近くの市場へ。

天気は曇り。ひどく暑くないのがありがたい。

ここクロントゥーイ市場はバンコクでも生鮮食料品の卸売りで有名な、地元臭満点の市場だ。

入り口は生きたアヒルや鶏などの鳥・鳥・鳥!
その後肉や魚、野菜など、いろんな店とモノと人がひしめいている。
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私にとってはなんともない風景だが、悠大の目にはどう映るのだろう。

この生臭さ、混雑、活気、怪しい雰囲気。
怖くて泣いたりしないのか、と思いきや、彼は全く平気。
足場の悪すぎる市場内を、大勢の人やバイクやリアカーにまぎれながらベビーカーで悠々と。

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「何か食べようよ!」

市場に行く道すがらに歩きながら食べたのは、お米の粉を甘く溶いてねぎを入れて薄めのたこ焼き器のようなもので焼いた丸い粉モノ。

ん~やさしい味。パクパクいけておやつにぴったり。
こういうのと同じようなのがマリにもあったっけ。

そして屋台の椅子に座って本格的に昼ごはん。

ご飯の上に数種類あるおかずを指差して選んでのせてもらう。

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ん~辛い! でもおいしい!

あ~タイに来たなぁ。

悠大はタイのお姉ちゃんたちにあやしてもらって楽しそうにしている。
とにかくタイ人は赤ちゃん好き。
悠大を見つければ勝手にあやしてくれるので大助かりなのだ。
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その後、フルーツを見て回る。

ドリアンやジャックフルーツなど日本ではとても食べられないような果物が並んでいる。
マンゴスチンやランブータンが食べたくて探していたのだが時期がまだ少し早いのか見当たらない。
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「ねぇ、コレ、なんだろう?」

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びわのようなオレンジの実。
だけどお尻に星がない。
びわが大好きな私たち、それがびわなら絶対買いたいよね、と言いながらあちこちの店でみるこの果物を眺めていた。

あまり熱心に眺めているのでお店の人が皮をむいて少し食べさせてくれた。

「ん? 杏? びわっぽい味もするけどむしろ柿? でもマンゴーの触感?」

ずば抜けて美味しいものではなかったのだが、普通に美味しい。
私たちはすこしだけこの果物を買ってみた。

他にもいろんなものを見ながらうろうろした後、タクシーでインド人街へ。

バンコクではタクシーは便利だ。
たくさん走っていてメーターを使うから明朗会計。
市内を30分ぐらい乗ってもせいぜい60~80バーツ程度。(1バーツ3円)

新しくできた地下鉄やスカイトレインは一回乗るのに25バーツもするので、二人以上なら目的地まで運んでくれるタクシーのほうが断然お得だ。
ついでに心地よく冷房が効いていて、つかの間の休息にもってこいなのだ。

今までタイといえばトゥクトゥクというイメージだったけれど、実はトゥクトゥクはタクシーの3倍ぐらいの値段がする。
明らかにふっかけられているのだが、交渉してもあまり値が下がらないのだ。
住んでいる友達に聞いてもタクシーと同じ程度の値段で乗れたことは無いという。

おかげでバンコク滞在中トゥクトゥクに乗ることは一度も無く終わってしまったが、過去に何度も乗ったことがあるし、子連れな上にあまり不条理な値段で乗って面白くない思いをするよりは、と残念にも思わなかった。

夕方のラッシュ時にはまり、ずいぶん時間がかかってインド人街に到着。

ここには布問屋があるのだ。
インド人の街だから、美しいサリーをまとったインド人がたくさんいる。
サリーも買えるが、タイの民族布や民族衣装も買えるのだ。

私は洋裁が趣味なので、布を見るとアレもコレも、と作りたくなってワクワクする。
友達も私も買いたいものがあったのだが、6時半からの友達との待ち合わせの時間に遅れそうになったため、いったん退散。 ここへはまた来るとしよう。
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by nokonokoblog | 2007-03-27 14:24 | 子連れ旅 0歳バンコク

子連れバンコク旅行記(3) 1日目。

バンコク滞在は4泊5日。観光できるのは4日間。

今日は初日の朝。 ゆっくり起きる。

4日間しかないとはいえ、同行の友達はバンコクは10回目ぐらいだし、私もタイは3度目。
王宮だのエメラルド寺院だのとガツガツ名所めぐりをする気はさらさらない。
今回はこの大都会でたった4日間だけれど暮らすように過ごしてみたいのだ。

とりあえず朝ご飯に出発!

ここはバンコクでもとっても大きなショッピングセンターがすぐ近くにあるのです。
まずはそこで快適~に朝ごはんをして、必要な買い物をしよう、と。

ベビーカーでお出かけ。
私ったらオシャレして、特価900円で買ったモノトーンのすそがひらひらしたスカートと黒いTシャツを着て、日本人駐在マダム風。
悠大も日よけになって風通しのいい甚平を着てサムライ風。

ん~オシャレっていいわぁ。

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表通りの歩道橋を渡るとそこは巨大ショッピングセンター、ロータス。

とはいえ。

<バンコクの歩道ってどうしてこんなにガタガタなのよ!!!>

アスファルトみたいに固めてなくて、ならした土の表面に40センチ四方の四角いコンクリート板を並べてあるだけだから、だんだんガタガタになっちゃうんだな。
嗚呼、歩道の写真を撮っておけばよかった・・・

まぁホレ、赤ちゃんは振動が大好きでしょ?
しかも悠大は男の子だからガタガタするのが好きなのよ!!!

・・・ダイジョブダイジョブ。

そして、ベビーカーを悠大ごとひょいとかかえて歩道橋を一気に上る!!!
なんだか上のほうはウソみたいに段差があるんですが。(汗)
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↑歩道橋の上から一枚。

そして、当然のことながら、ベビーカーを抱えて降りる!
だからこのウソみたいな段差、何とかしてくれよ!!!

まぁそれでもこの歩道橋さえ渡ってしまえばそこはもう巨大駐車場スペースですからね。
優雅に中に入ります。

!!!

ひゃ~なんとまぁ、都会な!

そこはすでに私の知ってるタイではありませんでした。

そうねぇ、同じ建物内にジャスコとマックスバリューが同時に入ったような、そんなイメージ。

1階には流行の食べ物系の専門店がわんさか入って、オシャレなのに屋台値段のお惣菜屋も並び、2階には食料品&ドラック&ホームセンターが一緒になった店(「スーパー」としておこう)とツタヤや美容院や食べ物以外の専門店が入り、3階には広大なフードコートとゲームセンター。

明らかに日本よりもずっとずっと快適で、目にもわくわくしてしまう、ハッピーな空間。
こんなショッピングセンターが日本にあったら、絶対に流行るはずだ!
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↑えらいこと気合の入ったケーキ。でもこの色だと食べたくないよね。(笑)


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私たちはまずはフードコートに行って腹ごしらえ。

フードコートというのはバンコクで流行りのスタイルで、小さなお店がずらっと並んでいて、自由に好きな店から好きなものを買って食べられるスタイル。
子連れには広々として清潔なのもありがたい。
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汁蕎麦を二人で違うものを2種類。値段は一皿50バーツぐらいと屋台よりはすこし高め。
それとかぼちゃの煮物や他のおかずを何品か。
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悠大も汁蕎麦の米麺をつるつるとよく食べ、やさしい味のかぼちゃの煮物をパクパク食べて、タイ料理デビュー!


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↑色とりどりのジュース。 流行ってる店は陳列もかわいい!


おなかがいっぱいになったのでスーパーのほうに入り、日用品を見て回る。

「きゃ~~~見てみて!このお鍋、かわいい!」
「ねぇねぇ、このゴザ、ほしい!夏に部屋に敷きたい!どうしよう~~~マジに買いたい。」
「見て~!布団カバーのセットめちゃかわいいよねー。しかもこの値段だよ!」
「あ~かわいい~安い~。タイに住みたい~」

見るもの見るもの、気に入るものばかり。しかも、マジに買いたくなる値段のものばかりなのだ!

友達夫婦がマンションに入居当時、奥さんの方が楽しくて楽しくて毎日ここへ通ってしまったといってたけれど、
その気持ち、よ~くわかる。

特に私を張り付かせたのはベビー用品コーナー。
なんとまぁ哺乳瓶のどれもこれもかわいいこと!

「あ~これなんてプーさんのガラガラ付きだよ♪ こんなの日本じゃ絶対に売ってないよ~。」
「あ。このゴムのスプーン、この手のスプーンって日本で買うと1000円ぐらいするんだよね、買う買う!」

もうすぐ出産する友達の分まで買いあさってしまった。

悠大の離乳食用のバナナやヨーグルトも買う。
豆ととうもろこしのヨーグルトなんてのもあって、面白い。

ついでに山羊の乳のヨーグルトドリンクも売っていたので友達と面白がって買ってみた。
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↑いちご味の山羊のヨーグルト


部屋に飲んでみたらぼわ~ん!とキョーレツな山羊乳のにおい!
私はこの臭いのも懐かしくて普通に飲んでしまったけれど、友達は

「あ、私やっぱりダメだわ」

と言いながら無理やり飲み干した。

「私、パキスタンに住んでいた頃、犠牲祭でその家でかわいがっていた山羊を殺して
食べてから山羊のものってダメなんですよね。」

「じゃ、何で買ったのよ!?」

「なつかしいなと思って思わず。 大丈夫かと思ったらやっぱりダメでした。」

この人、パキスタンに留学経験のあるという、珍しい女性なのですが・・・やっぱり不思議な人だわ。
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by nokonokoblog | 2007-03-27 01:27 | 子連れ旅 0歳バンコク

子連れバンコク旅行記 (2) 寝苦しい初めての夜。

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↑かなさん(同行の友達)が悠大にとプレゼントしてくれたパキスタン土産の蚊帳。こんなのがあるのね~。 ホテルに蚊はいませんがね。部屋の様子がわかる唯一の写真。


空港からバンコク市内のホテルまで、高速道路を使ってタクシーで約30分。260バーツほど。
夜中だったので空いていた。 昼間なら1時間以上かかるだろう。

ホテルは友達夫婦が住む月極マンションの最上階にあるホテルフロアー。
バンコクにはこのような長期滞在可能な家具付きホテル(マンション?)が多いらしい。

建物内にはコンビニ、美容室、レストラン、プール、インターネットなどがあり、なぜかムエタイ(タイ式キックボクシング)ジムもある。

24時間体制の豪華なロビーに、外部の人間が入れないようにマンションエリア入り口には長期滞在者には暗号式のカードキーを持たせ、ホテル利用者には都度ガードマンが入り口を開けてくれるというセキュリティサービスも。

住人はタイ人よりも欧米人や日本人のような外国人が多い。家賃は光熱費混みで一ヶ月10000バーツ以内程度だそうだ。
入り口に立って手を上げれば建物の外に待機しているタクシーがいつでも来てくれるのも便利。
それだけ大勢の人が住んでいるということだ。

さて、最上階のホテルフロアーの自分たちの部屋に入ってみた。

おお!

広々とした部屋にエアコンやテレビ、冷蔵庫、そして洗面台のほかに流し台も付いて、ベランダもあって、居心地最高じゃないの~。

さすがマンション仕様なだけのことはあるな。(感涙)

これが一泊一部屋800バーツ(2400円)だ。
二人で割り勘なので、1200円。 贅沢すぎず、心地よいお値段。

さて、夜10時半すぎにバンコクに着陸したのでもう夜中の1時すぎ。 
日本時間だと朝3時だ。
悠大も飛行機の中では寝ていたとはいえ、着陸前からずっと起きていたのでヘトヘトなはず。
悠大が落ちないようにベッドのマットレスを床に下ろして壁に付け、眠ることにした。

冷房が効きすぎると寒いのでスイッチを切ると今度は蒸し暑い。

悠大は寒い日本から急にバンコクの蒸し暑い部屋で、眠たいのだけれど眠れない。
寝ているのだけど寝苦しそうで、もぞもぞ動く。

そして私に常によじ登ってしがみついて片時も離さない。

ちょっと、かわいそうだったかしら。

私も蒸し暑く寝苦しいので起きだしてエアコンを付けたらしばらくして悠大もすぅ~っと深い眠りについてくれた。
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by nokonokoblog | 2007-03-26 23:02 | 子連れ旅 0歳バンコク

子連れバンコク旅行記 (1)ゼロ歳児旅師、誕生!

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のこのこの息子、悠大がちょうど11ヶ月になった日。
彼は初めて空を飛びました!

おなかの中ではパキスタンの山奥に行った事がある悠大ですが、生まれてからは初めての海外。 
行き先は友達夫婦が住んでいるバンコク。

友達夫婦と同じ仲間の友達がパキスタン帰りにバンコクに立ち寄るタイミングで私と悠大が合流、4泊5日を楽しもうという計画です。

長時間のドライブも電車もへっちゃらな悠大ですが、飛行機となるとやはり心配は尽きません。


静岡からは在来線で三島、新幹線で東京、日暮里から京成線で成田とそこまででもすでに大移動。

成田ではチェックインを済ませ、液体持込が厳しい荷物検査では、哺乳瓶も水用の水筒もお湯用の水筒も全部空にして、フタを開けたまま袋に入れて通過。

折りたたみバギー(折りたたみ式の簡易ベビーカー)に載せたままゲートをくぐりましたが、私はもう一度くぐりなおし。赤ちゃんまでしっかりボディチェックするのね・・・。

搭乗前には授乳室で熱湯と水を水筒に入れました。
授乳室には給湯のできる台所があるのです。
キッズルーム(エリア?)は狭くてしょぼい。
ウレタンのマットとウレタンの積み木みたいなものがあるだけでした。

赤ちゃん連れは優先搭乗できます。
ここでベビーカーを預け、いよいよ搭乗です。

泣き叫んで迷惑をかけないかとドキドキ。
予約しておいた一番後ろの席に悠大を抱いて座ります。
隣は子連れに一番厳しいと言われる美しい独身女性。 
「ご迷惑掛けます」と挨拶はしたけれど、どうなることやら。

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早速赤ちゃん好きな他の乗客のアイドルになっている悠大。
隣のお姉ちゃんにも愛想を振りまきます。

姉ちゃんの白いセーターをつかんで引っ張っても悠大ったら笑顔笑顔なもんだから、

「いいですよ~ お名前は? ゆーだいくん、ゆ~だいくん、こんにちは~」

などと姉ちゃんも笑顔になってくれました。
嗚呼、愛想抜群の息子でよかった!!!

離陸のときにはみなさんのアドバイス通りミルクを飲ませ、(耳が痛くならない為)
その後も彼は私の膝の上でゴキゲン。
お子様せんべいをちょっとづつ時間をかけて食べ、
特に大きな声を出すこともありませんでした。

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いよいよ母にとっての難関。機内食が始まりました。

なにせ狭い座席のテーブルにトレーを載せてしまうと、膝の上の悠大はきっちり挟まってしまい、どうしようもない。
それに、奴は手を伸ばせば届くところにあるものはことごとく触りたがるわけで。
とにかく一皿一皿食べるしかないな。

とりあえず通路側の左脇に彼を抱きかかえつつ、同じ左手で彼の手を押さえ、
左利きの私のどうやって食べたのか覚えていないけれどとにかくメインの魚のカレーをガツガツ食べた。

ガツガツって言ってもですね、
激しく辛いんですが・・・。(涙)

メインの一皿が終わってその皿を、考えた末に床に置いた。
次にフルーツをパクパク。
次に・・・

ぎゃ!悠大っ!コーラのコップ倒した!

でもトレーにふちがついていたから大丈夫でした。 

まぁ適当にどうにかこうにか7割がた食べることができてトレーを床において、早々にテーブルを戻すことができました。

あ。
悠大のベビーミールをリクエストしたけどもらっていないな・・・。
あとでいいか。

みんながトイレに立つより前にトイレに行き、悠大におっぱいをあげるとなんとまぁ、
彼はすやすや寝てくれました。

嗚呼、神様ありがとう!

彼はこの先ずっと寝ていてくれたのです。

あとでCAさんにベビーミールをいただいてみたら、キューピーの瓶詰め3種類でした。
5ヶ月からのもの、7ヶ月からのもの、9ヶ月からのものと3種。

なるほどね。 
これならお持ち帰りもできるし月齢も関係ないし、そのまま食べられるし。

バンコクまでは6時間半。

着陸1時間ほど前に悠大は起きましたが私はすこしうとうとしただけ。
たかがバンコクまでが長い長い。

服も着ていれば10キロ近くある子をずっと抱っこしっぱなしだもの、
やはりハードだよな。

となりのお姉さんはバンコクに住んで仕事をしている人でした。
とにかく美人でオシャレでかっこいい人。

彼女は飛行機を降りてから荷物のターンテーブルまでずっと私と悠大について面倒をみてくれたのです。

まずは降りたとき。
ベビーカーを受け取るのにどうしたらいいか解らず、助けてくれました。
そして、バンコクの新空港の動線メチャクチャな全く解りにくくてやたらに歩く入国審査までの道のりを案内してくれました。
彼女がいなかったら私は入国審査の場所まで絶対にたどり着かなかったことでしょう。

そして、私の荷物が先に出てきたら
「お友達が待っているのでしょう? どうぞ先に行ってください。 出口はすぐそこです。」
と教えてくれました。

ああ、若くて美人の独身のお姉さん、ありがとう!!!

私は意気揚々と(?)バックパックを背負ってベビーカーを押して出口を出ました。

手を振る背の高い女友達。

「あ!会えた~~~。どうもありがとう~~~~!!!」 
「きゃ~悠大くん、はじめまして~。おぼえているかなー。おなかの中のときに会ったんだよ~」

彼女だけでなく男友達も来てくれていました。
みんなで連れ立ってムワッと暑いバンコクの夜の街を、タクシーに乗ってホテルまで向かったのでした。
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by nokonokoblog | 2007-03-26 12:19 | 子連れ旅 0歳バンコク